こんにちは、りんみらです😀
今回は、年末年始イタリア一人旅、ローマハイライト編を書いていこうと思います。
※今回のイタリア旅行のプラン全体については、こちら [記事リンク] に記載しています
今回の旅行では、イタリアの首都であり世界的な観光地のローマ (Roma) と隣州ウンブリア (Umbria) を1週間以上かけてけっこう穴場スポット含め観光したのですが、初日はやっぱり王道の観光地を巡りたくて、ローマの二大観光地ともいえるコロッセオ (Colosseo) とサン・ピエトロ大聖堂 (Basilica di San Pietro) を1日かけて堪能しました
かなり効率的にハイライトをカバーしたはずなので、どうしても1日しか時間がとれない!という方がいれば、もはやこの記事と同じ通りに観光いただくのもおすすめです☺
説明不要かもしれませんが、一応ローマについて簡単に解説しておきます
[おすすめ度 ★★★★★] [世界遺産]
世界の街紹介 (イタリア・ローマ)
イタリアの首都で、「永遠の都」と称される歴史と文化の中心地。古代ローマ帝国の遺跡であるコロッセオやフォロ・ロマーノ、カトリックの総本山バチカン市国を抱え、毎年多くの観光客が訪れる
この日の観光の導線です

コロッセオが存在する限りローマは存在する
ローマ観光の最初の目的地はコロッセオ (Colosseo)。日本からオンラインで予約をしていたので (なにを思ったのか朝の8:30の回を予約していた)、早起きしてコロッセオ方面に向かいます
[おすすめ度 ★★★★★] [世界遺産]
観光スポット紹介 (イタリア・ローマ); コロッセオ (Colosseo)
ローマ帝国時代の西暦80年頃に完成した円形闘技場。約5万人の収容が可能で、ローマ時代には剣闘士の戦いや動物戦などが行われた
見学所要時間 (目安): コロッセオ前で写真を撮る時間など含め、1時間〜1時間半。ただし共通入場券で入れるフォロロマーノ (Foro Romano) やパラティーノの丘 (Colle Palatino) を併せると、3〜4時間見ておくのが良い
バチカン近くの宿をとっていたので、地下鉄A線でで向かっていきます
コロッセオに1番近いのは、地下鉄B線のコロッセオ駅 (Colosseo)。ただ、少し離れた場所からコロッセオ全体の写真も撮りたかったので、今回は1つ手前のカブール駅 (Cavour) で降りて、朝ごはんを食べた後、一駅分歩いて向かってみました


旅のTIPS (イタリア・ローマ); コロッセオ、ベストショットはどこ??
色々な意見があると思いますが、個人的なおすすめは、カブール駅からコロッセオに向かうと出てくる歩道橋 (Ponte degli Annibaldi)。ここからコロッセオの外観が綺麗に写真に収まります。コロッセオに近づけば近づくほど観光客も増えるし、案外写真に全景が入らないので、まずは少し離れた場所から、観察してみるのもおすすめ

コロッセオ自体の歴史を考えると、たくさんの剣闘士や動物が命を落とした側面もあり、やや胸が痛みますが、やはり建築としてのコロッセオは圧巻。圧倒的なスケールに驚くのはもちろん、古代ギリシャから影響を受けた細かな柱のデザインも魅力的で、本当にずっと眺めていたいくらい! 外観の観察と写真撮影と併せて、入場時間の30分前には着いていたいところです
予約時間の8:30になったので、内部の見学に出かけます。予約していたものの、結構混んでいました。ちなみに、当日チケットを購入することもできますが、近年イタリアの主要観光地は最近オーバーツーリズム気味なので、予約できるものは極力予約しましょう
旅のTIPS (イタリア・ローマ); コロッセオ、どうやって予約する? 代理店経由でも予約できるが、1番お得に予約できるのが、公式サイト [公式サイトリンク (英語)]。チケットは売り切れることが多く、かつ公式サイトのUI/UXがわかりづらいため、早めに予約するのが◎。なお、当日は予約時間を過ぎるとチケットは無効になってしまうので、時間に余裕を持って移動すること 複数チケットの種類があるが、一般的な観光エリアへの入場であれば、「24h – COLOSSEUM, ROMAN FORUM, PALATINE」を選ぶのが無難。なお、コロッセオのチケットは、隣接するフォロロマーノ(Foro Romano) とパラティーノの丘 (Colle Palatino) の入場券と一緒に共通券として販売されている (2025/1現在)。詳細は公式サイトを要確認
早速中に入って見学します!


壊れてしまっている部分も多いですが、かつて剣闘士や猛獣が戦っていたアリーナ部分、そして熱狂して闘いを見ていた市民たちが想像できました
コロッセオの内部見学を終え、隣接するフォロロマーノとパラティーノの丘に向かいます。ちなみに、この2つの観光地、かなり見どころが多く敷地が広大なため、コロッセオの内部見学ではあまりはしゃぎすぎず (笑)、時間と体力を温存しておくことを強く推奨します (笑)
[おすすめ度 ★★★★☆]
観光スポット紹介 (イタリア・ローマ); フォロロマーノ (Foro Romano)
古代ローマの政治、宗教、経済の中心地で、現在はローマに残る遺跡群。多くの神殿、凱旋門、元老院議事堂の遺跡が残り、古代ローマの繁栄を象徴する場所として有名
[おすすめ度 ★★★★☆]
観光スポット紹介 (イタリア・ローマ); パラティーノの丘 (Colle Palatino)
ローマは7つの丘があることで有名だが、その丘の一つで、古代ローマ発祥の地とも言われる。皇帝たちの宮殿やまた富裕層の邸宅が建てられ、当時の高級住宅街として栄えた
どちらも敷地がかなり広大なため、必ず歩きやすい服装&靴で行ってください。できればお水も持っていった方がいいかも!
旅のTIPS (イタリア・ローマ); フォロ・ロマーノとパラティーノの丘、どの順番で観光する?
この2つの施設はコロッセオとの共通チケットで入場可能だが、最も一般的なチケット (24h – COLOSSEUM, ROMAN FORUM, PALATINE) を購入した場合、コロッセオ入場 (※) から24時間以内であれば、翌日訪れるのもOKなので、うまく時間が取れない場合は、2日に分けて観光することも可能。とはいえ、3つとも近い場所にあるため、同日に行くのが効率は良い
施設に入る順番は、このブログの順番 (コロッセオ → フォロ・ロマーノ + パラティーノの丘) でも、その逆 (フォロ・ロマーノ + パラティーノの丘 → コロッセオ) でもOK。ただし、フォロ・ロマーノとパラティーノの丘は、同一施設の扱いとなるため、一度入場したら、一気に両方を見学する必要あり
内部はこんな感じです




どちらかというと、遺跡が多いのがフォロ・ロマーノ、自然が豊かなのがパラティーノの丘なので、興味のある方から見学していただくと良いと思います。なお、パラティーノの丘には、ローマ帝国初代皇帝のアウグストゥス、および妻リヴィアが住んでいた邸宅があり、別売チケットで中の壁画も鑑賞可能です (私は時間がなく行けませんでした)
このあと、私は宿に一度戻る必要があったため、ここで午前の見学を終了しましたが、ローマハイライト観光コースとしては、近くの有名観光地を眺めつつランチに向かうと良いと思います。いくつか近くの有名どころをリストアップしておきます
- チルコ・マッシモ (Circo Massimo); 古代ローマ最大の競技場
- 真実の口 (la bocca della verità); 映画「ローマの休日」で有名な、男性の顔が形どられたマンホールの蓋がある場所
- ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂 (Monumento a Vittorio Emanuele II); 大理石でできた新古典主義の記念堂
本当は他にもさまざまあるのですが、書き出すとキリがないので、いったん3つにしておきます、、東京のコンビニの間隔で有名観光地が存在する、、 それがローマなのです、、
キリスト教会の中心、サンピエトロ大聖堂
宿での予定が済んだので、お昼を食べつつヴァチカン市国に向かいます

ローマ風のフォカッチャで挟んでもらいました
[おすすめ度 ★★★★★]
観光スポット紹介 (イタリア・ヴァチカン); ヴァチカン市国
ローマ市内に位置する世界最小の独立国家で、カトリック教会の中心地。1929年にラテラノ条約で独立が認められ、法王(ローマ教皇)が統治する。サン・ピエトロ大聖堂やシスティーナ礼拝堂、バチカン美術館があり、毎年多くの巡礼者や観光客が訪れる
ヴァチカン市国内の観光としては、大きく ①サン・ピエトロ大聖堂 (Basilica di San Pietro) と ②ヴァチカン美術館 (Musei Vaticani) の2つがあります (ミケランジェロの天井画で有名なシスティーナ礼拝堂は、ヴァチカン美術館の中にあります)。どちらもMust to Visitではありますが、もしどちらかしか選べないなら、個人的にはサン・ピエトロ大聖堂をおすすめしたいです。教会という性質上、予約不要で入場料がかからないという利点もありますが、教会の建築的な価値、内部装飾物の美術的な価値、聖ペテロが祀られているといった宗教的な価値や、信者の方や修道士の方から感じられるパワーなど、何をとっても最高峰でこれ以上の教会を見ることができないからです
[おすすめ度 ★★★★★]
観光スポット紹介 (イタリア・ヴァチカン); サン・ピエトロ寺院 (Basilica di San Pietro)
バチカン市国にあるカトリック教会の中心的な聖堂で、世界最大級の規模を誇る。使徒ペトロの墓の上に建てられている。ルネサンスとバロック建築の傑作として知られ、ミケランジェロが設計した大ドームや、ベルニーニによる荘厳な内装が特徴。巡礼者の重要な目的地であり、宗教・芸術の両面で高い評価を受けている
見学所要時間 (目安): 1時間程度
さて、そんな素晴らしい教会が、このオーバーツーリズムの時代に混んでない訳なんてありませんよね… しかも、今年はキリスト教にとって25年に一度の大切な年 (聖年) に当たるため、ますますの混雑が予想されています
旅のTIPS (イタリア); 聖年 (ユビレオ) って何?
25年に一度開催されるカトリック教会の特別な祝祭。初めて行われたのは1300年。信者たちは罪の赦しを得るために巡礼し、サン・ピエトロ大聖堂をはじめとするローマの4つの主要聖堂を訪れる
ちょうど私が訪れた2024年のクリスマス以降から、聖年の扱いになっていたため、たしかに信者の方が多かったように思います。大混雑が予想されるサン・ピエトロ大聖堂ですが、もし少しでも混雑を回避するなら、朝一開演前に並ぶか、ないしはヴァチカン美術館の休館日に行くか (なんだかんだ美術館と大聖堂を同日に観光する方が多いため、美術館が閉まっていれば一般観光客の数は減ります) 、、 そうすれば身動きが取れないほどの大混雑には巻き込まれずにすむはず…
私の場合は、ちょうどこの日が美術館の休館日だったので、午後ゆっくりサン・ピエトロ大聖堂を見学することにしましたが、そうでない場合は、午前中にサン・ピエトロ大聖堂、午後にコロッセオを見学すると良いかと思います
※ヴァチカン美術館については、この翌日に行っているので、そのうち記事化します
さて入場ゲート (手荷物検査あり) を通過し、ヴァチカン市国内の広場にやってきました

オベリスクの隣にクリスマスツリーが見える

キリストの誕生の様子を模している
クリスマスの季節に来たのは初めてだったのですが、大きなクリスマスツリーやたくさんのプレゼーピオがあり、とても素敵な雰囲気でした
サン・ピエトロ大聖堂内部に入っていきます
ファサード (大聖堂の正面) に4つ扉があるのですが、1番右の扉は、聖年 (ユビレオ) の時にだけ、教皇の手によって解放されるのだそう。とても大切そうに、この扉を触れる信者の方も多かったです。これだけ神聖な扉から教会の中に入れるなんて、本当に貴重な経験になりました

内部に入ると、まず黄金の装飾に圧倒されます

そしてすぐ右に、かの有名なミケランジェロのピエタ像 (Pietà) を発見!

内部正面には、祭壇とペテロを祀る場所があります


他にも素敵な彫刻や絵画がたくさんありました


お祈りをしている方も多く、非常に荘厳な気持ちになりました
このあとはせっかくなのでミケランジェロが設計したというクーポラにも登ってみます
旅のTIPS (イタリア・ヴァチカン); サン・ピエトロ大聖堂のクーポラ、本当に登る?
クーポラに登るには、別途チケットが必要。2種類のチケットがあり、階段で登るチケット (17ユーロ) か、エレベーター (22ユーロ) で登るチケットかが選択可。ただし、エレベーターで登るチケット、エレベーターで登れるのは建物の途中まで。ここから頂上までは、多くの階段を登っていく必要があり、エレベーターチケットであっても、体力がないと頂上に上がるのは困難。どちらのチケットを購入するにせよ、上まで上がるのが相当きついため、覚悟が必要!
この日は相当歩いていたので、エレベーターチケットにしましたが、、 頂上までさらに20分くらいかかりました… (エレベーターなら上がれると思ってチケットを購入された年配の方がとても辛そうにしていました。ちょっとこのチケットの売り方どうかと思います)
クーポラの上まで登ってきました

色々文句は言いましたが、こんなに近くでクーポラの構造が見られるのは、なかなか面白い経験!
そしてついに、頂上に到着です! クーポラから360度ローマの景色が見渡せます!


ただし、、写真だからわからないと思いますが、クーポラの屋上には、落下を防ぐ目的で鉄格子が張り巡らされていて、せっかくの見晴らしが邪魔されていました。うーん、、綺麗だし思い出に残るけど、無理して登らなくてもいいかも、、 チケットも高いし、体力も消耗してしまうので、、
ローマが初めての人は、クーポラに上る時間で、市内の散策をしてみてもよいかもしれません。有名、かつ徒歩やメトロで比較的アクセスしやすい場所だと、下記あたりがおすすめです
- サンタンジェロ城 (Castel Sant’Angelo);2世紀に建てられた円形の城
- スペイン広場 (Scallinata di Trinità dei Monti); 映画「ローマの休日」でも有名なバロック建築の階段がある広場
気分はローマっ子。トラステベレ (Trastevere) を散策
このあとは、少しローマの下町感が残るエリア、トラステベレ地区 (Trastevere) へ
[おすすめ度 ★★★★★]
観光スポット紹介 (イタリア・ローマ); トラステヴェレ地区 (Trastevere)
ローマのテベレ川西岸に広がる歴史的な地区。古い街並みが残る一方、レストランやカフェ、バーが多く、地元住民や観光客に人気のエリア。昼は静かで風情ある街並み、夜は賑やかな活気を楽しめる
この地区、美味しいお店が多く、お酒を飲んだり食事をしたりするのにぴったりで、私の好きなエリアでもあります。食べ物屋さんだけじゃなくて、服屋さん (とくに古着屋さん) が多くて、ヴィンテージジャケットを探したり小物を集めたりも楽しいです


まずはこの地区の有名な教会、サンタ・マリア・イン・トラステベレ教会 (Basilica di Santa Maria in Trastevere) にやってきました
[おすすめ度 ★★★★★]
観光スポット紹介 (イタリア・ローマ); サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ聖堂 (Basilica di Santa Maria in Trastevere)
4世紀に建設されたローマ最古級の聖堂の一つ。内部は12世紀の美しいモザイク装飾が施され、特にアプス部分の「聖母子の戴冠」が有名。ロマネスク様式の鐘楼や細部にわたる装飾が魅力で、地元の人々と観光客に親しまれている


すっかり暗くなってきたところで、夕ご飯タイム! ローマ初日なので、ローマ料理が味わえるレストランにしました
[おすすめ度 ★★★★☆]
レストラン紹介 (イタリア・ローマ); トッナレーロ (Tonnarello)
[Tripadvosorリンク]
トラステベレ地区で人気のレストラン。カジュアルな雰囲気で、カルボナーラやアマトリチャーナなどのローマ料理が堪能できる


前菜はカルチョフィ・アッラ・ジュデッカ (Calciofi alla giudia) にしました。直訳で「ユダヤ風アーティチョーク」という意味ですが、ローマにはヨーロッパでも規模の大きいユダヤ人居住街が存在しており、そのコミュニティの中で生まれた料理。カリッとしていてビールが進みます!
ちなみにローマのユダヤ人居住区はフォロローマの西側に広がっており、ユダヤ教の方の教会であるシナゴーグやユダヤ料理が楽しめる飲食店があり、非常に面白いエリアです。穴場スポットですが、ローマに数泊する方はぜひ! ※別日に訪れているので、そのうち記事化します
メインはカルボナーラ (Calbonara)。本場カルボナーラは、生クリームを使わず卵とチーズで味付けをするのは有名かと思いますが、意外と知られていないのがグァンチャーレ (Guanciale) とよばれるベーコン。これは豚のほほ肉の部分で、私たちが通常食べている豚バラ部位のベーコンとは違うものになります。比較するとGuancialeの方が濃厚でコクがありうまみが強い傾向にあります。そんなこんなで本場のカルボナーラは超こってり。くわえて塩辛い味が好きなローマっ子行きつけの店なので、見た目に比してかなりがっつり飯です。日本でいうとつけ麺を食べているような気分になります (笑)。美味しいんですけど、かなりお腹いっぱいになりました~
なお、今回の旅で数回カルボナーラを食べており、私の人生のベストカルボナーラを発見したのですが、それはなんとローマではなく別の街にありました、、 これもそのうち記事化します
全体的になかなか背徳感のある味付けでしたが、実はこのがっつり感がローマ料理のミソだったりもします。日本の方だと最初慣れないかもしれないですが、がっつりローマ料理、何度か食べているうちに、しっかりとした味の中に旨みが見出せるようになると思います 笑。人によって合う合わないあると思いますが、ぜひ本場ローマ料理もお試しくださいませ!
お腹がいっぱいで眠くなったので宿に戻ります。明日はバチカン美術館に行きます!
※今回のイタリア旅行のプラン全体については、こちら [記事リンク] に記載しています
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