【新婚旅行 (5日目) 】自転車でめぐる世界遺産のワイン畑「プロセッコの丘」が絶景すぎました

新婚旅行
プロセッコの丘

こんにちは、りんみらです。今回は、新婚旅行5日目編、プロセッコの丘 (Le Colline del Prosecco) の観光記録を書いていこうと思います

※今回の新婚旅行のプラン全体については、こちら [記事リンク] に記載しています

ところで皆さん、プロセッコの丘ってご存じでしょうか? 最近世界遺産にも登録された山間のブドウ畑の地域です

[おすすめ度 ★★★★★] [世界遺産] 
観光スポット紹介 (イタリア・コネリアーノ); プロセッコの丘 (Le Colline del Prosecco)

[公式サイトリンク]

イタリアのスパークリングワインの銘柄、プロセッコ (Prosecco) の生産エリア。北イタリアのアルプスの麓に広がっており、複雑に入り組んだ丘陵地帯にワイン用のブドウの木があたり一面に栽培されている。風光明媚でユニークな景観が評価され、「コネリアーノとヴァルドッビアーデネのプロセッコの丘 (Le Colline del Prosecco di Conegliano e Valdobbiadene)」として、2019年に世界遺産に登録された

今回このプロセッコの丘を、自転車で見学してきました! 本当におすすめの場所ですが、まだ観光に行かれた方が少ないスポット…

今回、Google Mapやメール、そして現地の方との会話など、すべての手段を駆使して情報を集め、実際に見学してきたため、ちょっとしたハプニングも含めて本記事でご紹介させていただきます!

ヴェネチアからの日帰り旅行でどこか変わった場所に行ってみたいとか、ワインが大好きでワインの生産地に興味があるとか、そんな方はぜひ最後まで読んでみてください☺

本日のルートです

プロセッコの丘までの道のり(③がプロセッコの丘)

ほんとに自転車借りれるかな?① ~ヴェネトの田舎に向けて出発~

この日は出国前から楽しみにしていたブドウ畑サイクリングの日! ただし、我々には1つ、大きな不安がありました、、「本当に自転車借りられるかなあ、、」

なんせこの日はイタリアが祝日だったので (出国時に気づかなかった)、Google Mapで調べたところ、当初行こうとしていたレンタルバイク屋さんが「営業時間外」となっていたのです

Google Map上で、プロセッコの丘の近くの営業中のお店を調べると、、1件だけ営業中の店を発見!

ただし、お店の場所がめちゃくちゃ田舎! モンテベッルーナ (Montebelluna) という駅からバスに乗って、最寄りのバス停から20分程度歩くしか行き方がなさそう、、しかも駅からのバスは、2時間に1本…田舎&祝日なので、タクシーの手配もできません

Google Mapの「営業中」は、お店の人が更新し忘れていることもあるし、閉まっているリスクはあるが、、(まだ朝早かったので) そもそも電話してもまだ開店時間じゃないし、でももし行くなら今出発しないとバス間に合わないし、、、

葛藤の末、「あー! とりあえず行ってみよう!!」という結論となり、不安すぎるプロセッコの丘観光スタートです☺

パドヴァ駅で目覚ましのエスプレッソ
車窓からの風景。すでにのどかな景色が広がっています

パドヴァ駅 (Stazione di Padova) から約1時間。モンテベッルーナ駅 (Stazione di Montebelluna) に到着です

モンテベッルーナ駅

ここからバスに乗り換えます。2時間に1本しかないバスを乗り間違えると悲惨なので、駅員さんや周りの人に2~3回確認しました

ちなみに、イタリアでバスに乗るときには、乗車するときに先に運転手さんに目的地を伝えておくのが安全。というのも、イタリアのバス、結構降りるの難しいんですよ…

旅のTIPS (イタリア); バスに乗るときの注意点

イタリアのバスは、基本、超ローカルな人が乗車することを前提に作られているため注意が必要。日本と同じで、バスを降りるときには、目的の停留所の前でブザーを押す必要があるが、日本と違ってバスの車内で停留所のアナウンスがされないことが多く、自分がどこにいるのか、目的の停留所まであと何駅か?を把握するのが難しい。そのため、バスに乗るときに、運転手に、ここで降りるからね!!!と念押ししておかないと、目的地をスルーしてしまうことがしばしば…

留学時代に何度か目的地の遥か彼方まで飛ばされた経験がトラウマとなっており (当時はガラケーで外出時にGoogle Mapが使えなかった)、いまだにあまりバスには乗らないようにしていますが、乗るときは、(多少めんどくさがられても 笑) 絶対に運転手さんに目的地を伝えるようにしています

バスからの風景① すでに葡萄畑が見えます
バスからの風景② 大自然の中に住むのって素敵だろうな

モンテベッルーナ駅から、最寄りのバス停に到着! とりあえずここまでは順調!

ほんとに自転車借りれるかな?② ~お店のオーナーと交渉~

本当に田舎の町って感じですごくのどかです、、この雰囲気を楽しみつつ自転車屋さんに向かいます。歩くこと約20分、、目的の自転車屋さんに着きました!

[おすすめ度 ★★★★★]
レンタルバイクショップ紹介 (イタリア・トレビーゾ) ; バガボンド・バイク (Vagabond Bike)
[Webサイトリンク (イタリア語)] [Google Mapリンク]

トレビーゾ県の田舎町の小さなレンタルバイク屋さん。E-bikeやマウンテンバイクが借りられる

建物の中が暗く、やはり祝日だし閉まってたか???と思い確認したところ、中に人がいるではありませんか! (ちなみに、この時にいらっしゃったのは、店主のマッシモさん (Massimo) でした。話しかけてみます!

※以下マッシモとりんみらと旦那の会話 

り: こんにちは、自転車どうしても借りられませんか? (←とりあえず日本人がイタリア語頑張って話してる感を出す)
マ: 今日はお休みで自転車も調整に出しているからないんだ
り: でもGoogle Mapで営業中って書いてあったから来たんです、、(←文句言ってみる)
旦: ぼくたち東京から、はるばる20時間くらいかけて、自転車に乗るのをめちゃくちゃ楽しみしてきました。新婚旅行なんです (←エモに訴えてみる)
マ: うーん、そうなんだね。でも自転車がないんだよな、、
り: 今日はもう帰るしかないですか? 帰りのバスも2時間に1本くらいしかないし、せめてタクシーとかでプロセッコの丘、行けませんか? (←代替案聞く)
マ: タクシー会社に電話してあげるよ!

(5分後)

マ: タクシー、休みだからやっぱりダメみたい
旦・り: ぴえん・・・じゃあ、その辺で時間潰してバス待って帰ります・・・(←同情を誘う)
マ: あ、ちょっとまって、じゃあこうしよう! 今日いまから調整に出す自転車が2台だけ残ってるんだ。これを夕方までには確実にこの店に戻してくれるかい? 3-4時間くらいしか乗れないけど、それでいいなら、今から少しだけ楽しんできなよ
旦・り: え、いいんですか・・・!! 神!!!! ありがとうございます!!!!!!!(←素直)

※旦那はイタリア語を話さないので、途中から英語で話しています。Massimoさんは英語が上手なので、イタリア語が話せなくても問題ありません

マッシモさんのご厚意により、自転車 (電動マウンテンバイク) が借りられました! この恩は死ぬまで忘れられません!!!

自転車でめぐるプロセッコの丘が絶景すぎた

アプリでルートを調べ、自転車屋さんからプロセッコの丘まで向かいます

下記地図の濃い緑の個所がプロセッコの丘の主要部なのですが、バガボンド・バイク (自転車屋さん) が西の方にあったため、今回は黄色で囲ったヴァルドッビアーデネ (Valdobbiadene) 側を中心に観光していきます。マッシモさんのお店はめちゃくちゃおすすめではありますが、コネリアーノ (Conegliano) という街 (鉄道駅があるのでアクセス性が良いです) にもいくつか自転車屋さんがあるため (今回祝日で閉まっていましたが) 、そちらで自転車を借りて、東側のグレーで囲んだ部分を観光するのもよさそうです

プロセッコの丘 拡大地図

この時点ですでに自然がきれいすぎて、サイクリングが楽しすぎる

安全運転でいきます!
砂利道も多かったのでマウンテンバイクでよかった
向こうにアルプスも見えてます!

30分くらい走ると、プロセッコの丘のエリアに到着しました。ここからまずは、マッシモさんに教えてもらったとおり、いったん丘を登っていきます。急な坂も電動自転車だから余裕!

丘の上まで登ってきました! 高いところから見下ろす葡萄畑の景色は絶景です

丘のてっぺんのほうまで来ました

今度は、丘の上から一気に自転車でかけおります

左右双方の斜面にブドウ畑の光景を見ながら、自転車で風を切って走り抜けていくのが、この世のものとは思えないくらい絶景すぎたし楽しすぎました動画を見返してももちろんきれいだけど、実際の体験とはやっぱり違う、、ので、ぜひみなさんにも現地でこの感動を味わってほしいです!

最後に近くの町を探索して、自転車を返しに行きました。このあたりはワイナリーが多いため、祝日でなければ、ワインのテイスティングなどもできそうです

最後に、本日ほんとにお世話になったマッシモさんと記念撮影📷

マッシモさん、本当にありがとうございました!!

トラブル発生 ~Google Mapに騙される~

マッシモさんにお礼をして帰路につきます

Google Mapでパドヴァへの帰り方を調べたところ、この近くに小さな鉄道駅があり、そこからモンテベッルーナ (Monte Belluna) 駅までの電車があるとのこと。来るときはバスで来たけれど、バスは遅れることも多いし電車があるなら電車がいいなあ、、そう考えて駅まで歩いてきました。無人駅でしたが、電光掲示板に、Google Mapで見た通り、電車の案内が出ています

しかし、待つこと十数分、、予定時刻を過ぎても電車がきません、、おかしいなと思って電光掲示板を見ると、乗るはずだった電車のが消えている? 次の電車は約2時間後という表記に、、 たしかに来るときはバスしか選択肢がなかったのに、逆方向だけ電車があるなんてことないのでは?

不安になり、もはや関係ないのですが、マッシモさんに電話で聞いてみると、、マッシモさん曰く、今は電車は通ってなくてバスしかないから、(推測だけど) 電光掲示板の時刻は近くのバス停の時間が書いてあるだけなんじゃないかなあ、とのこと

ああ、やられました… 自転車屋さん出るときすぐに、マッシモさんに確認しておけばよかった。なくなくバス停に移動していたところ、さらに不運が、、

携帯の電池がなくなりました (ちなみに旦那もサイクリング中動画とりすぎて、すでに電池なくなってた)

そのうち雨も降ってきて、現代人としては最もストレスがかかる状況(=インターネットが自由に使えない)で、なんだか悲しくなります(´;ω;`)

なんとか野生の勘?でバスの通りそうな道を見つけ、バス停に貼られた表示を見ながら、モンテ・ベッルーナ行のバスが通りそうな停留所を探します。人の勘ってすごいもので、なんとなくそれっぽいバス停は見つけたものの、、いつ更新されたかわからない紙の案内があったり、そもそも祝日でダイヤも変わっていそうだったりで、本当にバスが来るか確信が持てない状況

そんな中、1人犬の散歩をしている方が通りかかったので、勇気をもって、この人にバスが来そうか聞いてみることに、、 (イタリアの田舎町は、場所によっては人種差別的な方もごくまれにいるので、この田舎でアジア人2人がバスを待ってるのに対し、嫌悪を抱かれないか心配だった)ただ、その方はとてもいい人で、自分は普段は車だからわからないけどと言って、わざわざバス会社に連絡して聞いてくれました! バス会社の応答がすごく遅く、私たちのせいで結局その方15分くらい足止めさせてしまい、非常に申し訳なかったですが、、

結論バス停はあっており、時刻表通りにバスが来るとのことでした🚌

その方、こんなに足止めしたのに、最後に「チャオ、旅行楽しんでね」といって去って行かれて、非常に素敵な方でした、、 この日は本当に、マッシモさんとこの方に、たくさん助けられました

旅のTIPS (イタリア); イタリアの田舎に行くときの心得

田舎に行けば行くほど、インターネットの情報が正しくないことも多いため、可能であればインターネットで調べた情報が正しいか、ローカルな人にダブルチェックするのがおすすめ

日本でもそうかもしれませんが、やはりローカル暗黙ルールのようなものはなかなかWeb上に上がってこないため、とくに田舎町に行くときは、交通機関などはとくに住民の方と確認しながら観光をするのが良いのではないかと思います

無事パドヴァに生還

たくさんの方の助けを得て、無事バスに乗ることができ、その後は通常どおり電車に乗り換えて、パドヴァに生還しました。1日あまり何も食べていなかったので、パドヴァのハンバーガー屋さんで、豪勢にグルメバーガーをいただきました!

[おすすめ度 ★★★★☆]
レストラン紹介 (イタリア・パドヴァ); オティム パドヴァ (Otivm Padova)
[Tripadvisorリンク]

パドヴァの繁華街ウンベルト1世通り (Via UmbertoⅠ) にあるカジュアルなレストラン。パニーニやハンバーガー、カットピザ、おつまみなどが食べられる。地域の特産を活かしたグルメバーガーが人気

ヴェネチアやパドヴァの属するヴェネト州 (Veneto) の野菜やお肉を使ったバーガーで、とても美味しかった♡ イタリア人の食へのこだわりを感じました! 食事と全然あってませんが、飲み物はプロセッコ (prosecco) をオーダー 笑

帰りはトラブル続きでしたが、プロセッコの丘は本当におすすめのスポットなので、ぜひ皆さん行ってみてください☺

明日は早朝にミラノに旅立ちます! ミラノ編 [記事リンク] もお楽しみに☺

※今回の新婚旅行のプラン全体については、こちら [記事リンク] に記載していますのでご参考ください

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